清掃ロボット活用の取り組み

人とロボットが、ともに支える
これからの清掃現場

ファインコートの構造イメージ

当社では、将来的な労働人口の減少を見据え、清掃ロボットを活用した清掃品質の向上と業務効率化に取り組んでいます。
人とロボットがそれぞれの強みを生かし、施設を快適に利用できる環境を継続して支えていくことを目指しています。

清掃ロボット導入の背景

清掃の現場では、人材の確保、従事者の高齢化、人件費の上昇、安定した品質の維持といった課題が重なっています。

人材の確保
現場運営を継続するための人材確保
従事者の高齢化
身体的負担に配慮した作業体制づくり
人件費の上昇
コスト上昇を踏まえた業務効率化
品質管理の難しさ
施設ごとに求められる清掃品質の安定

こうした課題に対応し、清掃品質を維持しながら業務の効率化を進める手段の一つとして、当社は清掃ロボットに着目しました。広い床面などの定型的な作業をロボットが担うことで、スタッフが細部の仕上げや利用者への対応など、人の判断が必要な業務に力を生かせる体制を目指しています。

清掃ロボット導入の歩み

2019年3月、渋谷駅と横浜駅の駅構内コンコースに、大手民営鉄道として初めて自動清掃ロボットを導入しました。
以来、オフィスビル、商業施設、学校施設などへ対象を広げ、施設の用途や床材、清掃内容などを確認しながら、それぞれの現場に適した機種と運用方法を選定してきました。

導入・検証の歩み

2019年
渋谷駅・横浜駅のコンコースで運用を開始
2020~2021年
複数メーカー・複数機種の比較検証を実施
2022~2023年
施設用途に応じた機種の選定基準を整備
2024年以降
役割分担、清掃ルート、稼働データを活用した運用改善を推進

当社では、特定のメーカーや機種に限定せず、複数の清掃ロボットを実際の現場で検証しています。建物の用途や床材、清掃内容などを踏まえ、それぞれの現場に適した機種と運用方法を選定しています。導入後も、清掃ルートや稼働時間、スタッフとの役割分担を見直し、安全性に配慮しながら運用の改善を続けています。

これまでの導入実績

オフィスビルや商業施設など、施設ごとの条件を確認しながら導入を進めてきました。

53台が稼働

※2026年6月末時点

オフィスビル

24

(45%)

商業施設

16

(30%)

公共施設、その他

13

(25%)

※ 数値は当社の運用記録に基づくものです。

施設ごとに異なる条件を確認しながら段階的に導入し、現場での検証と改善を積み重ねています。

人とロボット、それぞれの役割

ロボットが得意な作業はロボットに任せ、人は判断や細やかな対応が必要な業務に力を生かす。この考え方を基本に、現場に合った役割分担を組み立てています。

人が担うこと
・細部の仕上げ清掃と最終確認
・利用者への対応と施設環境のチェック
・ロボットの稼働状況の確認
ロボットが担うこと
・広いフロアの定型的な床面清掃
・夜間・早朝を含む繰り返し作業
・稼働ログや清掃データの記録

清掃ロボット活用による効果

人とロボットの役割を分担し、作業の効率化、清掃品質の安定、スタッフの負担軽減を図っています。

作業効率の向上
広い床面をロボットが担うことで、スタッフは人の判断や対応が必要な業務に集中しやすくなります。
清掃品質の安定化
ロボットが定型的な清掃を担うことで、作業のばらつきを抑えやすくなります。
スタッフ負担の軽減
長時間の繰り返し作業を分担することで、身体的な負担の軽減につながっています。
安全性への配慮
身体的な負担軽減により、労働災害の発生低減を目指しています。

これからの取り組み

清掃ロボットの活用は、それ自体が目的ではなく、現場をより良くするための手段です。今後も施設ごとの状況を踏まえて機種と運用方法を見直し、人とロボットが無理なく支え合える持続可能な清掃体制づくりを進めていきます。